大成ファインケミカル株式会社

樹脂事業部

無溶剤系UV硬化型親水性ポリマー8WX-NS

製品属性
油性UV硬化カチオン

アクリット8WX-NSシリーズは無溶剤型親水性ポリマーで、親水化剤としてご使用いただけます。

特徴

  1. 親水性付与
    4級アンモニウム塩を含有させているため、樹脂塗膜を超親水膜に改質します。
  2. 無溶剤系親水化材
    無溶剤系塗料に親水性を付与できます。
  3. 耐久性
    C=Cにより、UV硬化後の耐久性が良好。

用途

  • 防曇フィルム
  • 光学フィルム
  • その他、各種親水性付与など

構造図

性状値

*粘度[mPa・s]:BM粘度計(25℃) モノマー:NDDA(1,9-ノナンジオールジアクリレート)
*参考データであり、保証するものではありません。
品名不揮発分(%)樹脂/モノマー粘度(mPa・s)酸価(mgKOH/g)二重結合当量(g/mol)
8WX-046-NS100%85/153000±100025±51800

物性

ハードコート用のUV硬化樹脂に添加して、親水性試験を実施いたしました。
UVコーティング液用の添加剤を想定しておりますので、UV硬化樹脂にDPHA(アロニックスM-400)、希釈性モノマーにNDDA(1,9-ノナンジオールジアクリレート)を使用し、試験いたしました。

初期の親水性試験

8WX-046-NSは、硬さを比較的維持しながら、塗膜の接触角を下げることができます。
8WX-046-NSの添加量を3%・5%・10%と振ると、8WX-046-NSが5%添加でも、接触角を10°以下まで下げることができます。その結果が下表です。

*DPHA:アロニックスM-400(東亜合成㈱)、NDDA:ビスコート260(大阪有機化学工業㈱)、
*基材:PET(コスモシャインA4300)、光開始剤:Omnirad1173(3%)、膜厚:5μ、UV照射量:170mJ/cm2、UV照度:500mW/cm2
*耐SW:〇→傷なし、△→傷数本、×→白化
*参考データであり、保証するものではありません。
No配合塗膜試験
DPHANDDA8WX-046-NS接触角耐SW
STD7030060°
6829335°
6530510°以下
60301010°以下△×

詳細な試験条件は、表の下部分に記載しておりますので、合わせてご参照ください。
DPHAとNDDAの配合比や、UV照射条件でも結果は変わってきますので、あくまで参考データとなります。

耐湿熱性試験

親水性ポリマーの大きな課題は、耐水性です。アクリルの高分子タイプは界面活性剤などに比べ、ブリードアウトしづらい材料です。加えて、8WX-046-NSは、UV官能基(メタクリロイル基)を導入することで、耐水性を高めています。

*DPHA:アロニックスM-400(東亜合成㈱)、NDDA:ビスコート260(大阪有機化学工業㈱)
*基材:PET(コスモシャインA4300)、光開始剤:Omnirad1173(3%)、膜厚:5μ、UV照射量:170mJ/cm2、UV照度:500mW/cm2
*参考データであり、保証するものではありません。
 No 配合接触角 
DPHANDDA8WX-046-NS初期60℃/80%/48h流水
STD75 25 62° 62° 61° 
72 25 29° 30° 55° 
70 25 29° 30° 45° 
70 20 10 30° 30° 54° 

耐湿熱試験後(60℃/80%/48h)であっても、初期の接触角が維持されます。初期の接触角30°の状態が変化せずに、親水性を発揮することができます。しかし、塗膜に水を流す流水試験では、接触角を維持できておりません。
これは、親水化剤が水で溶出したのではなく、塗膜の表層から内部へこもってしまったためと考えています。

接触角が低下する条件であれば、防曇性能も発揮できます。そのため、防曇性が必要なご用途での検討も対応させていただきます。

問い合わせやサンプルのご要望は下記連絡先まで、お願いいたします。

関連資料

 

 

PageTop