大成ファインケミカル株式会社

樹脂事業部

アクリットEMシリーズカチオン硬化型アクリルポリマー開発品

製品属性
  • 油性
  • 熱硬化
  • 変性アクリルポリマー

特長

アクリットEMシリーズはアクリル樹脂中に脂環式エポキシ基を持つポリマーです。

  • アクリル樹脂の側鎖に脂環式エポキシ基を持つポリマーです。
  • 脂環式エポキシ基を持つため、カチオン硬化性が高いです。
  • アクリル樹脂がベースとなっているため、官能基の種類・濃度などカスタマイズが可能です。

構造図

構造図

主な用途

  • 封止剤、接着剤など

性状値

品名 組成 固形分[%] 粘度[mPa・s] 酸価[ワニス]
EM-009 軟質 50±1 250±150 < 1
EM-011 硬質、高架橋 51±1 2000±600 < 1
*不揮発分[%]:150℃/2h 粘度[mPa・s]:BM粘度計(25℃) 溶剤組成:MEK=メチルエチルケトン
※参考データであり、保証するものではありません。
品名 分子量[Mw] 溶剤組成 エポキシ当量(g/eq)[SOLID]
EM-009 70,000 MEK 414
EM-011 100,000 MEK 276

物性データ

UV硬化性

脂環式エポキシユニットを持つEM-009、EM-011は光酸発生剤の存在下で、迅速に耐溶剤性を持つ塗膜を形成します。

原材料 塗料配合
原料名 系統 塗料A 塗料B
EM-009 脂環式エポキシ 10
EM-011 脂環式エポキシ 10
Irgacure290 光酸発生剤 0.25 0.25
アントラキュアーUVS1331 増感剤 0.05 0.05
MEK 溶剤 7 7
*耐溶剤性:MEKラビングテスト
*硬化条件:膜厚5μ 積算光量600mj 照度1350mW/cm2
※参考データであり、保証するものではありません。
品名 耐溶剤性
UV照射前 UV照射後5min UV照射後1h
塗料A ×
塗料B

硬化物物性

熱硬化させた塗膜の物性を測定しました。

*配合:エポキシポリマー/K-PURE CXC-1612=100/1
*硬化条件:65℃/2h + 150℃/2h
※参考データであり、保証するものではありません。
品名 Tg 鉛筆硬度
EM-009 150℃ H
EM-011 230℃ 3H

その他

水酸基・スチレンユニット・シランカップリング剤など各種官能基を樹脂中に組み込むことも可能です。
問い合わせやサンプルのご要望は下記連絡先まで、お願いいたします。

■法規制について

法令を遵守し、弊社SDSをご参照の上、ご使用ください。

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