Business Continuity Management(BCM)の推進
災害による事業停止リスク低減を目的として当社は、「事業継続計画」の策定を進めています。震災、新型インフルエンザ、水害のBCPを策定していますが、「防災訓練」の実施や「被災シナリオ」の変更により「事業継続対策」の見直しも「BCP年間運用計画」に織り込み災害に強い企業体質への転換を目指しています。
管理棟の完成(2014年1月)(本社・工場)
制震構造(天井の耐震化、窓ガラスの飛散防止、非常時の断水等)に配慮し、緊急時避難場所の強化と平常時には、製品検査と評価及び開発・設計活動の充実を図ることを目的に2014年1月に竣工致しました。
ライフラインの確保
- 自家発電機の設置。
- 高効率冷却水チラーの設置。
- 地下水ポンプ(井戸)の設置。
- 飲料水と食料の備蓄。
緊急時の従業員やその家族・近隣住民の宿泊が可能。
本社・工場、営業所・研究所事業継続計画
対象- 本社・工場 「千葉県東方沖を震源域とするM7.3 震度6強」
- 営業所・研究所 「東京湾北部を震源域とするM7.3 震度6強」
- 全社「新型インフルエンザ 欠勤率80%・致死率2%」
予防・被害低減策と事業継続策
予防・被害低減策 | 事業継続策 | |
---|---|---|
全社 | ・安否確認システム(グループ会社統一)
・社員住所録と居住マップ整備 ・緊急時従業員携帯カード ・備蓄品確保(食料・飲料水・マスク・消毒液・ライフジャケット等) |
・ホームページへの情報掲載 ・通信(PC)用小型発電機導入 |
製造グループ | ・基幹システム更新 ・落下・転倒 防止 ・緊急反応停止希釈設備 |
・災害時設備点検リスト作成 ・代替設備修理(第二)業者 ・品質検査移管 ・自家発電機更新 |
営業グループ | ・基幹システム更新 | ・製品在庫積み増し ・外注倉庫分散 ・製品製造優先度一覧作成 ・販売先連絡一覧整備 ・緊急情報通知文作成 ・受注業務移管 |
技術グループ | ・落下・転倒防止 ・分析機器類移動 |
・災害時設備点検リスト作成 ・検査・評価機器・設備業者リスト作成 ・試作品評価移管 |
購買グループ | ・基幹システム更新 | ・取引業者連絡一覧作成 ・原料から製品検索プログラム作成 |
総務グループ | ・基幹システム更新 ・サーバハウジング |
・資金確保 ・被災従業員支援ルール |
2023年度安全衛生管理活動計画(概要)
項目 | 時期 | 項目 | 時期 |
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・新入社員BCP教育 | 4月 | ・QMS・EMS内部監査 ・避難訓練 |
11月 |
・防火・防災訓練 | 8月 | ||
・QMS・EMS内部監査 ・安否確認訓練 ・BCP備蓄品確認 |
9月 | ・防火・防災訓練 | 12月 |
・次期計画策定 | 2月 | ||
・マネジメントレビュー(下期) ・安否確認訓練 |
3月 | ||
・マネジメントレビュー(上期) ・ストレスチェック |
10月 | 化学物質リスクアセスメント | 毎月 |
BCPからBCMへの推進
大成化工グループでは、「事業継続計画基本方針書」「緊急時対応計画(ERP)」「危機管理計画(CMP)」を策定致しました。グループ全体でリスクへの対応力を向上させ、社会に貢献し続けられるグループ企業を目指しています。
ニュートン・コンサルティング株式会社様のBCP/BCM策定事例で当社を紹介して頂いています。
ニュートン・コンサルティング株式会社
http://www.newton-consulting.co.jp/solution/bcm/case_taiseikako.htm