環境への配慮
環境基本方針を定め、事業活動・製品を通じて環境負荷低減の活動を全社で進めます。
環境負荷低減の活動(共通)
化学物質管理方針の制定
当社は以下の化学物質管理方針に基づき、化学物質の適正管理に努めます。
化学物質管理方針- 化学物質の各種法規、危険性、有害性を理解し、人や環境への影響を適切に把握し、影響に応じた管理を実施するとともに、ステークホルダーへ適切な情報を提供します。
- 従業員に対して化学物質を扱う上でのリスクに関して教育を行い、従業員全員が共通認識を持てるように推進します。
- 危険・有害性情報、法規制などを常に更新し、継続的に改善しながら運営を推進します。
CO2排出量削減
- ハイブリッド車の活用
事業活動で使用している全普通自動車をハイブリッド車に切り替えました。CO2排出量は、切り替え前との比較で半減されています。 - 電力使用量の削減
事務所の冷暖房機の温度設定(暖房22℃、冷房26℃)を実施しています。
冷房の温度設定は、WBGT(Wet Bulb Globe emperature:湿球黒球温度)を考慮して従業員に対します熱中症にも配慮しています。
コピー用紙等のリサイクル
全社で発生する排紙コピー用紙は、全て焼却処分を行っていました。現在では、排紙コピーのリサイクルを図っています。
環境負荷低減の活動(樹脂事業)
樹脂事業部では、以下の環境方針を定め、事業活動・製品を通じて環境負荷低減の活動を進めます。
事業(環境)方針- カーボンニュートラルに貢献する製品・事業を創出・運営し、持続可能な社会の実現のために具体的な形で貢献します。
- 汚染の予防・環境保護:事業活動による環境負荷を見える化し継続的に改善します。
- 環境マネジメントシステムの継続的改善:行動の前に環境アセスメントを実施し、環境不適合/ロスを未然に防ぐことを文化として定着させます。
- 常に変わりゆく社会的な要求をキャッチ・理解し組織毎の環境保護活動に落とし込み迅速かつ柔軟に対応し、かつ、その活動を社会に対して見える化します。
- 安全・環境・品質・コンプライアンス・CSRの維持向上は私たちの事業活動の基盤であり継続的に改善していきます。
大成ファインケミカル株式会社
樹脂事業部 事業部長
永井 陽一
CO2排出量の削減
旭工場・本社及び新小岩事業所のCO2排出量を算出し、CO2排出量削減のための取り組みを積極的に行っています。
2023年度 CO2排出量(Scope1+Scope2) |
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旭工場・本社 | 842t |
新小岩事業所 | 78t |
適切な化学物質管理
主な取り組み- 100%化学物質リスクアセスメントの実施
- SDS(Safety Data Sheet)の提供
- 化学物質の規制への対応
- 化学物質管理システムの導入・運用
- 化学物質の取扱いに関する教育訓練の実施
環境配慮型製品の開発
バイオマス原料を使用したバイオマス樹脂の開発を積極的に取り組んでいます。併せて、揮発性有機化合物(トルエン、キシレン、ベンゼン)を含有しない水性タイプ、無溶剤タイプへの展開も進めています。
バイオマス由来の炭素は、最終製品の廃棄焼却によりCO2として大気へ排出されますが、
これは元々バイオマス資源が吸収していたCO2と同量であると考えられます。
私たち大成ファインケミカルは、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、
カーボンニュートラルの考え方に立ち、
「1ミクロンでも循環型社会の形成に貢献する」と掲げ、
これからも地球環境に優しいバイオマス樹脂をお客様へ提供して参ります。