安全・品質への配慮
安全と品質は、事業活動の原点であると考え、最優先の事項として活動を進めています。
安全・品質・環境・事業継続計画(BCP)の全社マネジメント
当社は、2007年に企業活動による影響として七つの課題を設定しました。企業としてバランスのとれた活動を行うことを目的として品質マネジメントシステム(QMS)を有効活用しています。内部品質監査では、システム監査以外にも安全・衛生、環境、リスク管理を監査項目に設定して監査を行うことで、「経営の質の向上」に取り組んでいます。又、現在までの活動を集約することと更なる「安全・衛生」の向上に向けて、「リスクアセスメント」体制を構築し活動しています。
安全・品質改善活動(樹脂事業)
樹脂事業部では、事業活動に合わせた「品質方針」を定め、安全で高品質な事業活動に努めています。
事業(品質)方針- 自動車業界基準に準ずる品質管理と品質保証を実現し、お客様や地域社会の方々が安心、信頼してくれる事業部となる。
- 内発的にオンリーワン又はナンバーワンの事業を創出し持続可能な社会に貢献しつつ、業界内で存在感のある事業部となる。
- 個人及び組織の生産性を上げ、個々が15%の余裕時間(未来を考え活動する時間)を持てる事業部となる。
- 階層別の教育の充実、外部との交流の機会を創出し常に新たな学びを仕事や製品・サービスにフィードバックできる事業部となる。
- 事業活動の基盤である安全・環境・品質・コンプライアンス・CSRを常に維持向上する事業部であり続ける。
<QMS行動指針>
全員参加で品質管理活動を継続的に実践し、常に『お客様に満足される品質の製品』を提供します。
※製品=製品、商品、サービス
大成フィンケミカル株式会社
樹脂事業部 事業部長
永井 陽一
安全・衛生改善活動
当社では、「設備と作業の点検、改善」をスローガンに毎年度「重点項目」を設定して、活動を進めています。又、安全・ 衛生に関わる不具合をヒヤリハット報告、製造班単位、安全衛生委員会、品質パトロールで抽出を行いながら改善担当チーム・担当者と優先項目を決めて改善を進めています。
「安全・衛生改善件数」
品質改善活動
生産阻害に関わる不具合を製造班単位、安全衛生委員会、品質パトロールで「抽出」を行いながら改善担当チーム・担当者と優先項目を決めて改善を進めています。
「品質(阻害)改善件数」
生産の改善活動
生産部門を主体に5Sの推進をはじめ、「無理、無駄、ムラ」の排除やリスク低減活動を中長期、年度計画で明示し、グループ単位や班単位や関係部署と連携して「安全でロスを減らし安定した品質」の提供を目指して活動を継続しています。これらの活動は、隔月で行われる製造グループ報告会で問題点の解決方法や成果を共有化しています。また、現在までの活動を振り返りながら、専門家のお力をお借りして、組織生産性を高めるため「I to (Inovation of taisei original)プロジェクト」を2020年2月にキックオフいたしました。
「I toプロジェクト」では生産性向上とオペレーター教育期間短縮と2チームに分かれて各KPIを設けお互いに協力をしながら活動してきました。生産性向上では各人の日々の各作業がBM(ベンチマーク)通りに実施出来たかを振り返ることにより、BMより作業が短い人の作業方法を聞き、この作業方法に問題は無いか討議したうえで作業方法の統一を図る、遅い場合は、何が要因なのかを解析をしてこの要因を取り除くようにすることで生産性向上が出来ました。オペレーター教育期間短縮については、これまでのオペレーター教育は作業手順書とOJTにて行っていましたが、日常携わることの多い32種類の工程を画像や動画を織り交ぜた作業マニュアルの作成しました。結果、教育期間中の作業者が実際に行う作業前に確認が出来るようになった事で教育期間の短縮が出来ました。改善された時間は、更なる改善・勉強会・外部講習への参加などに活用しています。