分散・コーティング・溶解技術
分散・コーティング事業部

分散技術
粒子径を均一にコントロールし、ナノレベルで分布をシャープ化する
最新の技術力で高度な機能性材料をご提供

技術ポイント
- コーティング設計を踏まえた分散方法を提案
- 原材料に応じて分散安定性に寄与する分散剤やポリマーなどを選定・設計
- 最終製品の設計思想に基づいて、適正な材料の選定と品質規格を提案
- 樹脂や顔料など材料の特徴を加味し、塗工工程を踏まえた、分散体の設計思考
- 適切な検査で分散状態を解析し、改善等による成果物を提供

コーティング材 設計技術
保護や美観のみならず、導電性、放熱性、遮光性など
新しい発想をいっそう広げるコーティングの可能性をご提案
技術ポイント
- 最終製品と塗装工程に基づいたコーティング設計を提案
- 基材への知見と密着に対する知識に基づく設計
- 着色材、意匠材や機能性材料を考慮した原料の選定と設計
- 法規対応

溶解技術
材料の特性に合わせた温度・湿度・粘度・固形分などの因子を最適化し、危険物第4類・第5類危険物対象の製品にも対応可能
技術ポイント
- 長年のOEM実績で培った豊富な知見
- 最終製品への設計思想と材料適正に対する規格管理
- 原料や溶解条件に適した工程の管理
- チップ溶解など難溶解に対する占有設備とノウハウ
- 硝化綿をはじめとした危険物第5類の取扱い・保管が可能
- 危険物第4類とカーボン・シリカ・樹脂・その他有機/無機粉体原材料の取扱い実績多数

FAQ
分散に関する質問
Q水系の分散も可能ですか?
A可能です。水系が約2割、溶剤系が約8割の比率で製造を行っております。
Q製造1バッチ当たりの最低量は何kgからですか?
A実機生産では50kgから製造を行っております。
Q少量試作の依頼は可能ですか?
A可能です。100gから試作を行っております。
Q試作費用はどれくらい掛かりますか?
A初回のラボ試験は無料で行っております。継続して試作を行う場合、技術のマンパワーが必要なため、別途試作費が掛かります。スポット案件で30万/日、継続テーマなら20万/日です。金額の詳細は一度お問い合わせ下さい。
Q品質保証で特殊な検査が必要なのですが、検査の依頼は可能ですか?
A特殊な検査機器が必要な場合は、設備導入検討も可能です。一度お問い合わせ下さい。
Q分散の主な手法は何ですか?
Aビーズミル分散方式にて、主に分散を行っております。ホモジナイザーを使用した分散処理も行っております。
Qカタログに記載の分散体を要望に合わせてカスタマイズすることは可能ですか?
A可能です。ご要望のスペックを添えて、一度お問い合わせ下さい。
Q自社開発品はどれくらいの比率で製造していますか?
A開発品を約4割、受託加工品を約6割の比率で製造を行っております。
Q化粧品関連分散体とはどんなものがありますか?
A水性ネイル用のカラーベース、サンカット用のUV散乱剤を提供しております。
コーティングに関する質問
Qコーティング材とは?
A 物質の表面に、その物質本来の性質とは異なる性質を加えることを「コーティング」といいます。コーティングには、めっき(素材の表面に金属の薄膜を生成する)、溶射(コーティング素材を熱で溶かしてはりつける)、化成処理(素材の表面に化学反応を起こして性質を変える)など、いくつかの方法がありますが……すこし、部屋の中や窓の外を見渡してみてください。
建物や自動車、室内の壁、プラモデル、雑誌、ホワイトボードのマーカーなどが、お近くにありませんか? こうしたものの表面にもコーティングは施されているのです。これら身の回りのもののコーティングは、ほとんどの場合、素材に何か別のものを直接「塗る」ことによって施されています。
「塗る」ことによるコーティングは、素材の大きさや形、製造過程での素材の状態を選ばずに行えるため、数あるコーティングの方法の中でも、最も親しまれ広く普及している方法のひとつです。「塗る」ことによるコーティングの仕組みは、下図のようになっています。
コーティングの仕組み
溶質: 塗料の性質を決める素材です。撥水性、耐候性、磁性など、多種多様な性質のものがあります。 溶媒: 塗る対象の性質にあわせて、良くなじむ最適な物質を選びます。 溶媒の中に溶質が散らばっていることを、分散と言います。コーティング材は、色や性質にムラが出ないよう、液状分散技術により、均一に分散されています。

塗料によるコーティング
自動車の車体の表面をよく観察してみると、水をはじく加工(撥水加工)や、輝くように美しく見せる加工(つや出し加工)がしてあります。他にも、金属製の家具の表面などには、素材となる金属をさびさせない加工(防錆加工)がしてあります。こういった性質は、もともとの物質の表面に他の物質をコーティングすることによって与えられています。つまり「塗る」ことによって「機能」が与えられているといえます。塗料によるコーティングでは、質感をがらりと変える、本来の性質を強化して保護する、本来持っていないはずの「機能」を持たせる、など単に「色を塗る」以上のことが行われているのです。
溶解に関する質問
Q粘度はどれくらいの物まで対応していますか?
A中粘度(5000 mPa・S)以下の物なら対応可能です。
Q溶解加工の最低バッチ数量は何kgからですか?
A実機生産では50kgから製造を行っております。
Q最大バッチ数量はどれくらいですか?
A最大バッチ数量は3.5t程です。
(土・日・祝日及び当社指定休業日をのぞく)