環境測定商品
日射計フィルム オプトリーフ よくあるご質問
使用期限はありますか?
特に使用期限はありませんが、購入から2~3年を目安にお使いください。
長期間ご使用にならない場合は常温暗所に保管し、傷やひび割れ、ツヤが引けているなど外観の劣化がないことを確認してからご使用ください。
設置する際に粘着テープやピンで固定しても問題はありませんか?
粘着テープで露光面をすべて覆ってしまったり、ピンで影ができたりといったオプトリーフへの日射に影響するような方法でなければ、どのように固定しても問題ありません。
※フィルムに影響を与える可能性がありますので、粘着テープの糊残りをアルコールなどで拭き取ることは避けてください。
D-Meterのメーカー保証はありますか?
修理保証期間1年です。なお、取扱説明書に記載されている使用方法以外での問題は対象外となります。
手持ちの分光光度計でも測定できますか?
分光光度計のセルにしっかり設置できれば、特に問題はないと思います。露光前と露光後を同じポイントで測定できるように、リーフをセルに設置する際は上下左右に注意してください。測定の際は以下の最大吸収波長に設定してください。
R-3D:521 nm、Y-1W:468 nm、O-1D:492 nm
フィルムをカットする大きさは?
取扱説明書には20 mm幅を想定と記されていますが、測定可能な大きさであれば小さくても大丈夫です。
リーフホルダーに挟めること、中央の穴がすべて隠れることが必要ですので、最小11 mmでカバーできると思います。製品の幅が35 mmなので、20 mm毎にカットするとリーフホルダーにちょうど良い大きさになります。
保管や持ち運びはどのようにしたらよいですか?
保管は日射や高温多湿を避け、常温暗所が理想です。また、結露が発生するとフィルムが影響を受ける場合がありますので、温度変化の少ない場所に保管してください。 カットしたフィルムを屋外へ持ち出す際は、梱包されていた袋やアルミホイル等で光を遮ってください。
水に濡れても問題はありませんか?
雨などで濡れても色素は溶け出しません。が、濡れてふき取る場合は強くこすったりせず、押さえるように水を除去してください。 ただし、退色が水質に影響を受ける可能性がありますので、水中での使用や多量の水濡れが予想される場所での測定では、光を遮断した状態で退色を確認する等、事前に水の影響を調べてからご使用ください。
退色は温度に影響されますか?
色素の退色には温度依存性があるため、温度に影響されます。参考として、気温別の退色曲線(東京都および千葉市実測値)が同梱されております。
紫外線の影響を受けますか?
オプトリーフに使用している色素も含めて、一般的に色素は紫外線や可視光で退色が進みやすくなります。オプトリーフの退色も紫外線の影響を受け、波長依存性があると考えられます。
温室などで使う場合はどうしたらよいですか?
オプトリーフは自然太陽光で退色しやすい色素を選択し、一般的な全天日射計や光量子計との相関で検量線を作成しています。温室内では、フィルムなどで人工的に紫外線や赤外線がカットされている場合があり、自然太陽光と波長が異なるおそれがあります。その温室内での検量線を作成していただくと、正しい測定ができます。
同じロールでも吸光度の初期値が違います。すべて初期値が違うのですか?
同じロールから切り出しても、初期の吸光度は異なる場合があります。色素がフィルムのすべての面で均一に染み込まず、場所によって濃度が異なるためです。初期値は2.0±0.2の範囲になるように製造しております。 同じロールから複数のフィルムを使用する場合も、露光前には必ずフィルム毎の初期値を測定してください。
どのフィルムを使ったら良いでしょうか?
例を以下に示します。
1.測定にどの程度の精度を求めるか → 日射量を1日ごとに比較したい
2.どのくらいの頻度で回収と設置ができるか → 測定は研究施設の敷地内で容易に回収と設置ができる
3.日蔭や冬季などで日射量が少なくないか → 目的の植物は良く日が当たり、季節は春
このような場合は、まずはスタンダードタイプの「R-3D」を推奨いたします。1日ごとに回収して測定すれば、その日の日射量が測定できます。 測定したい場所が山間部で1週間ごとの回収しかできないなどの場合は、退色がゆるやかで長期間測定ができる「Y-1W」を、日蔭で日射量が少ないなどの場合は退色の早い「O-1D」をご使用ください。
付属の退色曲線のエリアを越えた場合はどうしたらよいでしょうか?
エリアを超えた度合いが小さければ誤差は小さいですが、大きければ誤差も大きくなっていきます。付属の退色曲線は適切な露光の範囲でご使用ください。